司書の資格を活用する仕事としてはどのようなものがあるのでしょうか?司書の資格を活用する仕事としては、図書館司書の仕事があります。
では、図書館司書というのはどのような仕事なのでしょうか?図書館司書の仕事内容は、実はそれほど知られていません。図書館司書と言うと、多くの人のイメージとしては貸出を図書館の受付で行っている人ということになるでしょう。しかしながら、これ以外の図書館司書の仕事内容になれば、ほとんどの人はすぐに思い付かないのではないでしょうか。
図書館司書の仕事内容は、図書館の運営についての全般です。どのような蔵書がその図書館にあるか、スムーズに来館者が利用することができるか、あるいはどのような企画やイベントが開催されているかということなどは、図書館司書が全て担当していると言ってもいいでしょう。
このような仕事の中で、書籍の選定と発注がやはり最も大切な仕事になるでしょう。図書館の蔵書としてはどのような書籍が相応しいのか、ということを選定してから、その書籍の発注を出版社に行うようになります。 近年では、特に書籍の分野の細分化、価値の多様化が進んできているので、幅広い年代層が満足するような蔵書を準備することが必要になります。ベストセラー小説から学術関係の書籍、文学作品など、ニーズに万遍なく対応することができるような環境を整備する必要があります。
それから、公立図書館で司書の仕事をする場合には、書籍と親しむことができるような環境を準備することが大切な仕事です。例えば、毎週のように子供に対する読み聞かせを行っている図書館もあります。図書館のスタッフや司書が行う以外にも、ボランティアと一緒に行う場合もあります。このような場合にも、企画したり準備したりすることを図書館司書が行うようになります。
また、図書館司書の仕事としては、特定のテーマを時期に合わせて設定して、そのテーマに関係する書籍を紹介する企画などもあります。例えば、テーマが戦争の書籍が、終戦記念日に紹介されているのを目にした人も多くいるのではないでしょうか。 図書館司書は、このように図書館を便利に利用して、さらに読書する楽しみを味わうことができるような環境を整備することを毎日行っています。