転職を決めた瞬間!上司への不満かスキルアップのためか
面接では、あなたの「転職した理由」が重視されます。どのような理由をあげた方が採用されやすいかについてアドバイスします。
面接で必ず聞かれる転職理由ですが、正直に「人間関係が合わなかった」とか、「給料が少なかった」などと本音を言うと、「うちに入社しても、同じような理由で辞められてしまうのではないか」などと思われてしまいます。不満があるからこそ転職を考えたのだとしても、その不満を面接ではぶちまけない方がいいでしょう。おすすめなのは、
志望動機を転職理由にすることです。たとえば、「その仕事がやりたかったから転職した」と伝えれば、あなたのやる気も十分に伝わります。
資格を活かしたい
「持っている資格を活かしたいから転職した」、または「スキルアップのために転職した」という理由は、一見前向きに聞こえますが伝え方を間違えると、「その資格は我が社では活かせない」とか、「スキルアップのための研修制度を当社では用意していない」などと否定されてしまう場合があります。伝え方としては、「このような資格を持っていますが、仕事に活かせるでしょうか?」と確認したり、「スキルを磨きながら仕事をがんばりたい」というように、
スキルアップを入社の目的にしない方がいい場合があります。
リストラが理由の場合
前の会社をリストラされた場合、転職理由をしっかり伝えないと「仕事ができないから辞めさせられたのではないか」と誤解されてしまうことがあります。会社の業績が悪くてリストラになったことを伝えましょう。不況が長引いている日本なので、会社の倒産もありえますから、そのときの状況を正直に話しましょう。
面接慣れしている面接官だと、「転職の理由はなんですか」というようなありきたりの質問ではなく、「あなたの失敗体験を教えてください」とか、「これまでの仕事でつらかったことはなんですか?」というような、あなたの持つネガティブな要素を引き出そうとするかのような質問をしてくることがあります。このような質問をされたときは、
過去の失敗体験やつらかったことをどうやって乗り越えたかについて話すようにすれば、前向きに聞こえます。
残業が多いケース
「残業が多かったから転職を考えた」ということはありませんか。その質問を面接官にされてしまう場合があります。「残業がありますが、大丈夫ですか」というような質問をされた場合の受け答えを考えておきましょう。ただし、その会社が前職以上に残業が多い場合は、転職を考え直した方がいいかもしれません。
転勤があるケース
「転勤がありますが、かまいませんか」という質問をされることがあります。転勤の範囲について確認しておいてください。
採用されたいからといってあいまいに答えると、後で後悔することになります。